引き寄せで悩むあなたへ。本当の願いが叶う逆の法則

引き寄せの法則。「多くの人が「願いを叶えるにはポジティブな言葉を繰り返せばいい」と信じて行動していますが、うまく行っていない。アファメーションや願望リスト、感謝の言葉を毎日繰り返しても、叶わない願いが続いたり、期待した変化が現れないという悩みを抱えている人も多く、「引き寄せの法則沼」にはまってしまい、抜け出せない状態になっている人もいるのではないでしょうか。

願いが叶わない本当の原因

願いが叶わない本当の理由は、行動やアファメーションのやり方よりも「内側の意識状態」にあります。「早く叶えたい」「なんでまだ叶わないの?」という焦りや不足感そのものが、願いを遠ざけてしまう最大の原因です。例えば「お金持ちになりたい」と強く願っているその裏側で「今はお金が足りない」「お金は怖いもの」という思い込みが働いていると、その不足の感覚が何度も脳に刻まれ、現実化してしまいます。​

さらに、幼少期に「お金は争いの元」「うちにはお金がないから我慢しなさい」といった言葉を聞いて育つと、お金そのものに対するブロックが潜在意識に刻まれます。恋愛や結婚に関しても、「結婚=我慢」「また傷つくかも」という心のクセがあると、表面的には「幸せになりたい」と願っていても、内側ではブレーキを踏んでいる状態になるため、引き寄せがうまく働きません。

インドの賢者が示す「この世界は逆の法則」の真理

インドの聖地カムの創設者シュリ・クリシュナジ&シュリ・プリタジ(世界的ベストセラー『4つの神聖な鍵』の著者であり、多くの経営者や著名人も学んでいる悟った賢者夫妻)は、「内側の意識が先で、外側の現実は結果」「外側を変えようとする前に、心の状態を美しい方向へ整える」というシンプルな法則を提唱しています。世界の真理は逆であると解いています。これは、「世界の真理は逆である」と解いているとも言えます。

多くの人は「お金が手に入れば安心できる」「恋人ができれば幸せになれる」と考えますが、それは外側で内側を満たそうとする逆のやり方だと指摘されます。本当は、心が満たされているからこそ、豊かさや良い人間関係が自然と引き寄せられてくるというのが、この「逆の世界」の真理です。

すべては「内側の意識状態」から始まる

インドの賢者たちは、人の意識状態を「苦しみの状態」と「美しい状態」の2つに分けて考えます。苦しみの状態とは、不安・怒り・嫉妬・自己否定などに支配されている状態で、この意識から放たれる波動は、そのまま苦しみを再生産する現実を引き寄せます。一方、美しい状態とは、感謝・喜び・愛・安心感に満たされている状態で、この意識から現実を創ると、想像以上の豊かさや幸せが現れやすくなるとされています。その背景には内側の状態を整えると、意識と現実のズレが消え、叶うスピードが一気に加速するという前提があります。この「美しい状態」は、無理にポジティブになろうとして作るのではなく、自分の本音を丁寧に扱うことで自然と育っていくものだとされています。

内側の状態を整えるための3ステップ

ステップ1:「ネガティブな感情を敵扱いしないこと」。不安・焦り・嫉妬・怒りといった感情は、心が「今こんな状態だよ」と教えてくれているサインであり、押し込めたり「こんな自分はダメ」と否定したりすると、かえって苦しみが強化されてしまいます。ネガティブな感情に触れたとき、「今そう感じているんだね」と、その感情に居場所を与えてあげるイメージが有効であるといいます。無理に元気なふりポジティブなふりをするのではなく、「今日はしんどい自分がいる」と認めてあげることで、心が少しずつゆるみ、自然に楽な方向へ動き出します。ネガティブは悪ではなく、命を守るセンサーでもあるため、「晴れの日も雨の日もある心の天気」として受け止める視点が大切だと伝えられています。

ステップ2:感情を書き出して整理する。「頭の中のぐるぐるを、紙の上に出してあげること」です。不安やモヤモヤに飲み込まれているとき、多くの場合「何がそんなに不安なのか」が自分でもよく分かっていません。そこで、今感じていることをノートにそのまま書き出すことで、不安の正体が少しずつ輪郭を持って見えてきます。今の感情にニックネームをつける方法も紹介されます。例えば「ぐるぐる君」「ピリピリちゃん」のように、少し笑える名前をつけてあげると、その感情と少し距離ができ、「あ、いま私の中にぐるぐる君がいるんだな」と客観視しやすくなります。心理学でいうカタルシス効果のように、感情を言葉にして外に出すことで、心の中が浄化され、ニュートラルな状態に戻りやすくなるとされています。

ステップ3:陰陽のバランスをとる暮らし方。朝日を浴びる・土や水に触れる・深呼吸をする・軽いストレッチやヨガを行うなど「日常の行動を通して、陰と陽のエネルギーバランスを整えること」が重要です。朝の光は陽のエネルギーを取り込む行為とされ、自然の中でぼーっと過ごしたり、公園を散歩したりすることは、心を静め、陰陽のバランスを整えるのに役立つとされています。呼吸に意識を向け、「吸うときに陽のエネルギーを取り入れ、吐くときに陰の重さを流す」とイメージすることで、内側の状態がゆっくりと整い、「美しい状態」に戻りやすくなるとされています。

まとめ

この話が伝える核心は、この世界は「逆」だからこそ内側から始める。「外側を変えようと頑張る前に、内側の状態を整えよう」ということです。お金・恋愛・仕事などの願いは、足りない現実から逃げるために追いかけると苦しくなりますが、内側が満たされている状態から望むと、同じ願いでも現実の動き方が大きく変わります。​ネガティブを否定せず受け入れること、感情を書き出して言葉にすること、自然や呼吸を味方にして陰陽のバランスをとること。これらの小さな実践を通じて、美しい意識状態に整ったとき、「想像以上の形で願いが叶う」というのが、インドの賢者たちが伝える“逆の世界”の法則です。

感想

昨今の引き寄せの法則界隈については、私自身疑問を感じることが多くありました。様々な情報が飛び交い、一種のビジネスとして利用されているような感覚を強く感じています。お金がほしいと願うとき、同時に「お金を持っていない」という現実を意識してしまうという大きな矛盾をはらんだまま、小手先の行動や「引き寄せの法則」という言葉が独り歩きしているように感じます。

私自身の個人的な見解として、引き寄せの法則は願望実現のために自由にコントロールできるような代物ではないと言う事。もちろん、引き寄せの法則が存在しないとは言いません。ただ、引き寄せの法則が本当に働くとき、おそらくあなたはその願望自体を意識していない状態なのではないかと感じます。

インドの賢者たちが語る「逆の法則」はとてもわかりやすく、たしかにと納得できる部分が多いと感じました。内面が整い、シンプルで楽な気持ちでいるとき、自然とあなたにとって必要なものが引き寄せられるという考え方は、願望実現の本質に迫っているように思います。​

引き寄せの法則沼から抜け出せなくなってしまった人、頑張っているのにうまく行かないと感じている人にとって、この「逆の法則」は良い気付きのきっかけになるのではないでしょうか。

参考文献

シュリ・クリシュナジ&シュリ・プリタジ著, 『4つの神聖な鍵 美しい意識で生きるためのガイド 愛と豊かさのための』, ヒカルランド, 2023年

シュリ・クリシュナジ&シュリ・プリタジ著, 『THE FOUR SACRED KEYS』, オンライン英語版, 2023年

本田健著, 『引き寄せの法則が効かない人の3つの誤解』, ダイヤモンド社, 2025年

ジョセフ・マーフィー著, 『The Power of Your Subconscious Mind』, HarperCollins, 1963年

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